【お客様インタビュー】税理士と乗り越える相続
金沢市(石川県)S様
相続税申告に悩む方にとって、税理士事務所へ足を運ぶことには勇気がいるものです。
しかし「なほ税理士事務所」に相続税申告をご依頼いただいたS様は、ご自身の体験談やこの事務所を選んだ理由、税理士とのやり取りで感じたことなどお話くださいました。
相続に対する不安を解消し、自信を持って相続に向き合うためのヒントとしてみなさまのお役立ていただければ幸いです。
(お客様の率直なご感想をお伝えするため、以下のインタビューは、専門のライターが取材・執筆しています。)
——税理士への相談のきっかけは?
S様 母が亡くなったので、弟と私が相続人となりました。
遺産を概算してみると相続税の申告が必要になるとわかったのですが、遺産をどう分けるかの話し合いすら進まないまま申告期限が迫ってくるので、弟の了承を得て税理士に依頼することにしました。
——「なほ税理士事務所」を選んだ理由は?
S様 以前、父が亡くなった際に相続手続きを依頼していた税理士にお願いしたいと思いましたが、その方はすでに亡くなっていました。
周りに相続税申告を経験した人もおらず、自力で探すことに。
ネットの税理士紹介サイトで検索してみたところ2軒の事務所の情報が出てきました。
さっそく1軒目を訪ねてみましたが相談しやすい雰囲気ではありませんでした。その後に訪ねたのがこちらでした。
事務所の第一印象は明るく落ち着きを感じました。
自宅から近いのも決め手の一つですが、私の悩みや疑問も楽に話せる空気感が心地良くて、こちらにお願いしようと決めました。
——当事務所の税理士の印象は?
S様 充分なコミュニケーションにより先の見通しが持て、どんな些細な悩みや疑問も丁寧に受け止めてくださるのが嬉しかったです。
特にプライベートな部分はいきなり話せないものですが、川﨑さんと大﨑さんには早い段階でいろんな話ができるようになりました。
ついつい話があちこちと脇道に反れてしまうのも楽しくて(笑)。
無駄話も何かの道にたどり着くためのコミュニケーションだと感じます。
書類作成などは迅速に進めていただき、機敏に行動してくださるのが有り難かったです。
結果や進捗状況も都度きちんとお話していただけたことが安心感と信頼感につながりました。
自分でも相続についての本を読みましたが、専門用語が多いので具体的なイメージが掴みにくいものです。
疑問点なども大型ディスプレイを使ってわかりやすく説明してくださったので、より明確になりました。
川﨑さんと大﨑さんというタイプの違うお二人がいるのもこちらの魅力。
情報がしっかり共有されていて、書類一枚においてもそれぞれの視点で見てもらえる安心感がありました。
——相続税申告にあたっての不安は?
S様 父の相続手続きは兄が行い、その時に遺産分割協議書の作成や相続税の申告といった大まかな流れを私も見ていましたから、手続き自体への不安はなかったです。
ただ今回は状況が全く違いました。
弟が必要な書類を提出してくれないため申告手続きが進められないまま期限が近づき不安が募りました。
その状況の中で川﨑さんは、弟の住む能登までわざわざ二度も足を運んでいただき、申告手続きの話をしてくださいました。
それでも弟は拒んだので、私の分だけ暫定的に申告手続きを進めることに至りました。
——他に大変だったことはありましたか?
S様 母が生前に作成した遺言書があったのですが、指定された遺言執行者の兄がすでに亡くなっていたので、せっかく遺言書があっても話し合いを拒む弟相手に遺産分割を進められませんでした。
さらに、申告に向けた「贈与税の申告内容の開示請求」により税務署から発行された文書にミスがあり、ともすれば弟との関係を最悪にしかねない状況に陥るところでした。
税務署から電話での謝罪を受けましたが、まさかこんなことがあっていいのかとショックでした。
——弟さんとのトラブル解決に向けては?
S様 私の相続税の申告納税は終わりましたが、弟は遺産分割協議に応じてくれないので、解決への方法として川﨑さんから調停審判を提案いただき、大﨑さんのお知り合いの弁護士を紹介していただきました。
弁護士とか調停なんて、サスペンスドラマの世界だと思っていたので、まさか自分に降りかかるとは考えてもみませんでした。
だから初めて弁護士事務所に訪問する際は緊張しましたが、川﨑さんに同行していただき心強かったです。
——今振り返ると、どうしたら争いなく相続が終えられていたと思いますか?
S様 この道しかなかったと思います。私は法律通りの相続をしたかったのですが、弟が話し合いに応じないので争わざるを得ませんでした。
新たなトラブルを生まないよう親類にも状況を伝え、了承を得ながら進めてきました。不安や辛さ、我慢、腹立たしさなど、さまざまな感情に苦しみながらも、とにかく自分がしっかりしなきゃと思って。
そんな中、川﨑さんをはじめ専門家の方々にアドバイスをもらいながら、納得のいくベストな道を探っていくことができました。
手元に残っている書類の束は、これだけやったという実感と確信の証し。
自分のすべきことはやり切ったので今はもうすっきりした気持ちで、次は何をしようかと新たな意欲が生まれているんです。
——相続申告で税理士を選ぼうとしている人へのアドバイスを。
S様 専門家に援助・支援してもらうことは大事です。
ただ、税理士を探すのは誰にとっても不安なこと。どこの医者に行けば大丈夫かなと思うのと同じです。
税理士の口コミもネットで探せばある程度見つけられますが、あくまでも個人の感じ方でどれだけ信頼できる情報かわかりません。
実際に税理士さんと対面してみて、自分の思いが伝わるかを見極めることだと思います。
特に相続に関しては、時にドロドロしたプライベートの話もしなければいけないこともあるので、話しやすさはもちろん、自分の困りごとをよく理解してもらえることが大切です。
決して少なくない費用を支払うのですから、一つ一つ納得して進められる税理士に依頼したいものです。
私も最初はなぜ自分だけがこういう目に遭うのだろうとの悲観の気持ちに押し潰されそうになっていました。
相談した川﨑さんに助け船を出してもらい羅針盤を立ててくださったからこそ、「進もう」との思いに変わりました。
現在も調停中ですが、川﨑さん、大﨑さん、弁護士さんという3人の専門家に舵取りをしてもらえるので先の不安はありません。
相続申告から調停までを経験したお陰で多くの知識が得られたのも大きな収穫。もし相続で困っている人がいたら私は自信を持って「なほ税理士事務所」をお薦めします。
取材・文=きどたまよ