2021/11/29

仮想通貨の取引 税金の対象となるタイミング

~税金がかかる仮想通貨の取引はどれ?!~

こんにちは!!
皆さんは、仮想通貨の取引で『税金の対象になるタイミング』をご存知でしょうか?
『円に換えたとき=税金の対象』だけだと思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、税金の世界では円に変えなくても、税金の対象になるのです!

知らないと怖い、税金の世界‥‥

仮想通貨の取引をすでに始めていらっしゃる方、これから始めようとお考えの方は
この機会にしっかり把握しておきましょう!

▶今回の記事を読むことで、

・仮想通貨の取引で、いつ、何をしたら税金の対象になるのか
・税金の対象となる収入はいくらになるのか

が分かります。
それでは早速確認していきましょう♪

仮想通貨で税金の対象となるタイミング

仮想通貨の取引で税金の対象となるタイミングは、ざっくり

仮想通貨を
①何か他のものと換えた時
②もらった時

です。

①何か他のものと変えたとき
▶仮想通貨を円に換えたとき
これは皆さんも納得のタイミングではないでしょうか。円に換えたタイミングで税金の対象になります。

▶仮想通貨を別の仮想通貨に換えたとき
例)ビットコイン(BTC)からイーサリアム(ETH)に換えた
→仮想通貨という大枠は同じですが、銘柄が変わっていますので、別の仮想通貨に換えたタイミングで税金の対象になります。

▶仮想通貨をモノに換えたとき
例)BTCでパソコンを買った。
→BTCがパソコンに変わっているので、パソコンを買った時点で税金の対象になります。

このように、仮想通貨の損益は、すがたかたち、銘柄が変わったタイミングで損益が確定します。
円に換えた時だけではないということをしっかり覚えておきましょう!

②もらった時
マイニングやステーキングなどで報酬をもらうことがあります。この場合は、もらった時に損益が確定します。
他のものに変えた場合と違って、シンプルで分かりやすいですね。

それでは、具体的例を交えて税金の対象となる収入はいくらか、確認していきましょう。

ケース別収入計算

▶仮想通貨を円に換金(売却)した
例)0.1BTCを480,000円で換金(売却)した

税金の対象になります。
収入金額は480,000円になります。

▶仮想通貨でモノを購入した
例)0.2BTCでパソコン960,000円分を決済した

仮想通貨がパソコンという『金銭的な価値』があるものに換わっています。
そのため、税金の世界では収入を得たと考え、税金の対象になります。
このときの収入金額は960,000円となります。

▶仮想通貨を他の仮想通貨で購入した
例)16ETHを購入するために1BTCで決済した。
(決済時の交換レート 1ETH=300,000円)

仮想通貨同士で決済されていて、お金にも物にも換わっていません。
ここが一番、思い違いが起きるポイントです。
実はこちらの取引も税金の対象にすると公表されております。
▼暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)(令和3年6月)p.6
国税庁 暗号資産の税務上の取扱いについて

収入金額は4,800,000円(300,000円×16ETH=4,800,000円)となります。

▶マイニングやステーキングで仮想通貨を入手した
例)マイニング(またはステーキング)によって0.1BTCを報酬として入手した
(報酬を得たときのレート 1BTC=4,700,000円)

報酬を得た時点で税金の対象になります。この場合の収入金額は470,000円(4,700,000×0.1)となります。

まとめ

・仮想通貨を別のものに換えたり、もらったりすると税金の対象になる
・換えたり、もらった時点での価格で収入を計算する

『え?この取引も税金の対象になるの??』と思われた方は、今一度確認してみてはいかがでしょうか。

次回は収入金額から引かれる『経費』の掲載を予定しております♪
仮想通貨の税金にご興味がある方はこちらの動画もチェックしてみてください!

▼関連動画
動画】【仮想通貨】申告は必要?
https://youtu.be/K5sKNMmWcRA

【動画】【仮想通貨】雑所得の計算のしかた
https://youtu.be/yEc2aG0IWdk

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